ビジネス英語のマナー

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口先だけで謝るな
日本人は「アメリカ人は謝ったら非を認めることになるので滅多にSorryと言わない」などという誤解をしていますが、実際には結構” I’m sorry.“などの言葉は耳にします。

日本人と違うのは、「社交辞令として謝る文化がない」ということです。

自分が悪いと思っていないのに謝るのは、アメリカ人の目には「口先だけで謝って反省しない失礼な行為」にしか見えません。

英語で謝るときは、表現がどのようなものであれ「本当に悪かった!」と思った時だけにしてください。これはビジネス英語でも同様です。

なお、”I’m sorry“には「残念だ」「お気の毒だが」という意味もあり、むしろ英語ではそちらの使い方の方が多いです。またビジネスシーンで「申し訳ございませんが…」という場合は” I’m afraid“を用いるのが一般的です。

へりくだりは不要
日米のビジネスマナーの基本的な考え方の違いは、相手と自分の上下関係です。日本語は基本的に「自分と身内を相手より下」としてへりくだるのが礼儀正しいとされています。

これに対し、英語では「自分と相手は対等・平等」が大原則。へりくだるという文化はありません。

 

 

例えば日本のビジネス話法では、平社員でも外部の人間に対して「うちの社長がおっしゃっていました」とは言いません。 「弊社の〇〇が申しておりました」が正解です。しかしビジネス英語の場合は「あなたと私は平等。あなたの会社とうちの会社も平等。互いを対等に尊重しま しょう」というのが基本スタンス。だから「御社・弊社」などといった概念はなく、「Your company, Our company」ですし、取引先に対して自社の社員を「Mr.〇〇」と呼びます。「同じ会社に勤めていても、彼という個人を尊重しない理由にはならない」 というのがアメリカ流の考え方です。

日米の商習慣の違い

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ベンチャーマインドの違い
日本でベンチャーを起業する際、資金調達の借り入れには担保を要求されます。

アメリカではビジネスモデルそのものを評価され、見込みがあると判断されれば担保なしでも事業資金が調達できます。債務不履行になっても個人に重いペナルティが課されることはありません。投資家は「100社のうち99社が淘汰されても1社が大成長してくれれば十分ペイする」と考えています。

このような考え方の違いが日本発ベンチャーが成功しにくい原因となっているのですが、海外では「日本人はベンチャースピリットが希薄だ」と認識されているようです。

チャンスが何度でも与えられるアメリカ
世界的に大問題となったサブプライムローンですが、アメリカでは住宅ローンが返済不能に陥った人が家を明け渡せば個人的な債務は残りません。

そして自己破産しても3~5年が経過すればまたクレジットカードをつくり、ローンが利用できるようになります。

そしてアメリカでは簡単にサラリーマンが解雇されますが、日本のように正規労働者と非正規労働者の差別はなく、社会保障は同等に受けられます。「安心して失業できる」というと語弊がありますが、正規雇用にしがみつく必要がなく、日米間の就労意識の大きな隔たりが生じる原因となっています。

アメリカ人がビジネス上の競争を好むのは、競争に敗れてもまたリベンジするチャンスが保証されているからかも知れません。

これからグローバルビジネスが進展する中で、日本型の「敗者に重い罰を」方式は日本企業の国際競争力を大きく阻害する足かせとなる可能性があります。

日米の商習慣の違い

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アメリカ流のホンネとタテマエ
日本のビジネスマンがアメリカ人と接してよく感じるのは「アメリカ人は自分を『いいヤツ』だと思わせることが上手だが、実際はそうとは限らない」ということだそうです。

特に「対面している時はいい人なのに、メールを出すと返事が返ってこない」など、直接コミュニケーションと間接コミュニ ケーションで非常に温度差が違う傾向があります。どうやら人前ではいつも陽気でものわかりがよい人間を『演じなくてはならない』というのがアメリカ文化らしいのです。

アメリカ企業と取引をするためには、日本とはタイプが異なる「アメリカ流のホンネとタテマエ」などの日米の商習慣の違いを理解してゆく必要があるかも知れません。

YesはYes、NoはNo
「アルカイックスマイル」という言葉は、アメリカ人が日本人に対してよく使う表現です。「黙って笑っている」姿に不気味さを感じるというのです。複雑な英語がわからないので、なるべく質問や意見を言わないようにしている日本人はアメリカ人からこのように見られがちです。

Noと言わないから賛成なのか、質問がないからちゃんと理解しているのかと思っていたら、実はそうではなかった。「それならなぜその場でちゃんと言わないんだ!」というのがアメリカの常識です。